週末に行きました山崎のサントリーウイスキー蒸留所の見学レポートです(^^♪
酵母を研究している者として一応押さえておきたいポイントの一つ。
ビール工場は何度か見学したことあるんですが。ウイスキー工場は初めてです。

あいにくの雨でしたが、JR山崎駅を降りて徒歩10分弱で到着しました。
←この建物が目印。道に迷うことはありませんが。
記念のグラスをもらって、いざ見学。それにしてもすごい人です。僕らのような学生は少なかったんですが。これだけの人の案内をタダで(!)するんですからサントリーも太っ腹です。

このウイスキー館より見学ツアー開始!
それにしてもすごい人。
しかも一時間おきにやっているとは。1日にどれくらいの人が来ているのでしょうか?
案内嬢の方も結構いらっしゃいました。
ウイスキーの工程を簡単に説明しておきますと・・・
☆仕込み・発酵(仕込み室は酵母の匂いがしました。研究室の匂いです・・・。)
ウイスキーは基本的にはじめはビールと同じ工程。原料は麦。麦芽に含まれるアミラーゼによって麦のデンプンを糖分へと分解します(糖化)。ここへ酵母をいれるわけですね。
すると酵母が発酵することで糖分→アルコールとなるわけです(このように糖化と発酵のプロセスが分かれているものを単行複発酵といいます。逆に日本酒のように糖化と発酵を同時に行うものを並行複発酵、ワインのように糖分が豊富なものを使えば発酵のみを行えばよいので単発酵といいます。)。ガイドの方の説明によれば7%程度までアルコール度数があがるということです。
☆蒸留(部屋の中は結構暑い。夏はどうしているんでしょう。ここは甘くていい匂いがしました。)
ウイスキーとビールの違いは、ここからウイスキーの場合蒸留されることです。しかも二回されるんです。
右の写真が蒸留釜。同じ釜が反対側にもあります。
そうしてできた液体を“ニューポット”と言います。このニューポット、なんと透明なのです。
けど、ウイスキーは琥珀色してるでしょ??その秘密は貯蔵樽にあったのです。
☆貯蔵(大量の樽が詰まれています。)
蒸留された後、樽に詰められるわけですが、この樽の木(オークの木)の成分が溶け出してきてウイスキーに色がつくとのこと。樽の内側を火であぶるんですが(チャーと言う)、それによっても出来具合が変わってくる、つまり、樽一つ一つに個性があるわけです。樽の大きさによっても変わってきます。それほどウイスキーは繊細なもの。勿論、貯蔵する年数によっても変わってくるわけで寝かせば寝かすほど味わい深くなります。あとは樽の使い込み具合によっても変化します。樽の貯蔵室の温度管理などはされておらず、四季の変化を樽の中のウイスキーも人間と同様に過ごすわけです。実際この写真の樽にもウイスキーが入っているんです(樽は一応一個100-300万程度で買えるらしいです。買って、しばらく寝かせてからリッチなプレゼントとしてあげる、なんてどうでしょうか?)。
で、このあとそれぞれ寝かされたウイスキーをブレンダーが混ぜるわけですね。一個の樽からだけでウイスキーにすることはなくて、いろいろブレンドして初めてウイスキーとなるわけです。ウイスキーを生かすも殺すもブレンダー次第ってわけです。
よくシングルモルトなんて言葉を耳にしますが、これは“一つの蒸留所(シングル)のみでつくられたウイスキーをブレンドしたもの”とのこと。
とまぁ、結構長くなってしまいましたが(^^ゞ以上が簡単なウイスキーの工程+αです。
見学終了後はウイスキーの試飲が出来ます(写真がその部屋)。しかも好きなだけ飲めます。帰られなくなるくらい飲んでしまうのはNGですが・・・。
ハーフロックという飲み方をサントリーは推奨していて、これなら結構飲みやすいですね。意外に好きかも(^^♪これまでウイスキーは原液で飲んでたから違和感あったのかも??いずれにしてもウイスキーは2回も蒸留しているわけですから雑味、雑成分が抜けていてすっきり飲めますし、度数が高くても翌日に残りません(日本酒のように蒸留されていないものが酔いが残るというのは蒸留されていないからなんです)。

と、こんな感じですごく勉強になりました。サントリーの方々どうもありがとうございました、という気分です。
ちょっとでも興味があるなら行ってみることをオススメします。
貯蔵室を出たところにあったちょっとしたお庭みたいなところ。
紅葉シーズンにこれば、見学も出来て紅葉も楽しめる、一挙両得です!
サントリー山崎蒸留所ブログ:http://yamazaki-d.blog.suntory.co.jp/
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